小学生でも宝くじの話は気になった
だいぶ昔の話なので、気になる人だけ読んでください。
私がまだ小学校6年生だったころ仲のいい友人から
「あいつの親、宝くじ当たったみたいやな」
という話を聞いた。
そのときは、「買ってたら当たるでしょ!(少額ぐらい)」としか思ってなかったですし、興味はあっても相手に聞くまでのことはしなかったです。
でも、その話は時間が経つにつれだんだんと噂は大きくなり、最終的には「1億円」という話にまでなったので、気になってとうとう本人に直接話を聞きました。
しかしこのとき彼は「当たったよ!3万円」と答えたので、聞いた話とあまりにも金額の差に違いがあり、
「なんだよー」とガッカリしたのを今でもハッキリと憶えています。
それにまだ、すぐに信じてしまう小学生だったので、宝くじは当たったけど3万円だったということもあり、もうそれからは誰もその話をしなくなってしまいました。
だいたい親が小学生の子供に「1億当たった」なんて言わないですよね!
もし言ったとしても「誰にも言わないように」と口止めすると思いますし…。
ですが中学2年のころ、友人から「小学生のときにあいつの親が宝くじ当てた話のこと憶えてるか?」と聞かれ、
「憶えとる。俺あいつに直接聞いたから」と答える私に対して友人は、
「あいつの親、1億当てたらしいな」
「しかも親が会社の人たちと一緒に買ったことで、裁判になって働いていた人がみんな辞めてったらしい」
「ただ、俺も聞いた話だから本当かどうかはわからん」
「噂だけかもしれんけど…」
この話には、たとえ噂話だとしても聞いてとても驚きました。
彼にもう一度あのときの話を聞いてみたいと思いましたが、
彼は中学になると、中高一貫の私立に行ってしまったので話を聞くことはできませんでした。
噂だと思っていた話が真実に
私の母が貰ってきた宝くじの申込みカードに、いつも通り家族で話をしながら数字を決めていたときに、
「友人の母親が宝くじを当てたらしい」という話を思い出したので、母に話をしました。
そしたら母は、
「その話、この辺りでは有名だからみんな知っとるよ!」
「マジであれ本当だったん!?」
「あっという間に広まったから」
「ちなみにその話どこまで知ってるの?」
「俺はあいつの母親がみんなで宝くじを買ったら1億当たって」
「会社の人たちと揉めて裁判になってみんな辞めてった…ていう話を聞いた」
「そう!揉めてみんな辞めたって話だったけど、1億じゃなくて2億って話だったけどね」
「裁判にもなったみたいやね」
「マジか…噂話じゃなくて本当のことだったんだな!」
「やっぱり、揉めてみんな辞めていったということは、大きな金額が当たったってことだもんな!?」
「みんなで買うのはやめた方がいい。揉めるから」
「だな!」
「その当たった宝くじは、いつもおかぁ(母)が買ってきてる場所で当たりが出たの?」
「そう。いつも買いよる場所でよ」
「マジか…」
※↓ここが「億」が出た場所。
あれから何年もたち今現在
今はもう当時の友人たちとは疎遠になって連絡先も知らないので、今はあのときの話をまったく聞くことができないですが、
それでも一人だけ、今でも親交がある友達に連絡をして聞いてみました。
調べてみたら、やはり私の地元の宝くじ売場で「億」が出たのは事実であり、
ちょうど私が小学校6年生のときと時期が一緒でした。
宝くじは必ず一人で買うべき!
親や兄弟であっても宝くじで家族関係に亀裂が入り、疎遠になってしまったというケースもあるらしいので、なるべくは一人で買った方がいいと思います。
そして、どんなことがあっても友人や他人とは一緒に買ってはいけません。
小さな額であっても、お互いがしっかりと納得するような配分をしないと、必ず揉めてしまいます。
金額が大きければ大きいほど、今回話した友人の母親のように裁判にまでなってしまう可能性が高いです。
また、その友人たちとの仲も修復しきれない亀裂が入ってしまいます。
「当たった時のために買う前から山分けのことを考えておくべき」という人もいるでしょうが、
こういうのは、だいたい当たってから
「誰がどの数字を選んだ」
「お金は俺のほうが多く出した」
「売り場まで直接買いにいったのは俺」
など、
金額が大きいほど人の欲も大きくなります。
友達だから同僚だから大丈夫!
などというような考えを持ってはダメです。
今年も年末ジャンボの時期になり何人かの友人から共同購入の誘いをうけました。
つきあいもあるし誘ってくれるのを断り続けるのも心苦しいと思い、
ずいぶん悩みましたが、大学時代に経験した宝くじでのトラブルを思い出しきっぱり断りました。
そのことは次の機会にお話したいと思います。
やはり人は失敗しても、ついついやってしまうのでトラブル防止のためにも、宝くじは他人と一緒に買うのはやめましょう。
宝くじは一人で買うのが一番です。
当たったら自分だけのものですから。