まだ大学生だった当時、友達と一緒に買った宝くじで5万円が当たりましたが、
取り分でトラブルになり、それ以来彼とは疎遠になってしまいました。
おたがい宝くじが好きで知り合った仲のいい友人だったので残念です。
彼といつも通り一緒に宝くじを買いにいって、今回はたまたま持ってきたお金が少し足りず困っていたら、
友人から「俺も払うから一緒に買おう」と言われ、ついつい買ってしまいました。
小学生のときに友人の母親が宝くじの取り分でトラブルになって、
それ以来「一緒に買ってはいけない」と強く思っていたにも関わらず、
頭ではわかっていたつもりだったのですが、つい友人の言葉に甘えてしまいました。
彼と一緒に宝くじを買って結果も一緒にみていたので、
5万円が当たるその日も、いつものように彼の住んでいるアパートで宝くじの結果を確認しました。
当たったときは、もちろん一緒に喜びました。
大学生からしたら5万円という金額はやっぱり大きいですし、山分けしても2万5000円。
宝くじを買って使ったぶんのお金も余裕で帰ってきて、自分の欲しかったものが普通に買える金額でしたから。
ただ、彼と一緒に買ってしまったことで、喜びも一瞬で言い合いになりました。
私が「5万円だから2万5000円でわけられるな」と言うと、
彼は「俺がお金を出して買えたわけだから、取り分は俺のほうが多くないと」と言ってきました。
彼がお金を出してくれたのは確かですが、もともとは自分が買おうと思っていましたし、
足りないなら他の宝くじを買うのをやめて、この当たった宝くじを買おうと決めていたのを彼もわかっていたので、
そこからのこの発言に「はっ?」となり、私もいろいろと発言していくことで、
次第に言い合いになって、お互いそこから深い溝ができてしまいました。
何度も話しあい当たった宝くじは折半ということになりましたが、
それからもう彼とは大学であっても話さないですし、顔も合わせなくなってここで関係がキッパリと終わりました。
彼とは大学の近くで売られている宝くじ売り場で会うようになり、それからちょくちょく会うことで話したりして仲良くなりましたが、
その関係も当たった宝くじが原因ですぐに終わってしまいました。
今でも宝くじを買いに行ったりするとたまに、
「やっぱり一緒に買うべきじゃなかったな」
「こういうときに限って当たるよな」
「大なり小なり関係なくお金は人を変えるなぁ」
など、あのときのことを思い出します。
人生初のお金でのドラブル。
もう昔の話ですが、まだ大学生だったからこそよくもあり、
「もう一緒に宝くじは絶対に買わない」
「お金の勉強をした」
など、あらためてお金に対して強く再認識し勉強になりましたが、
それでもやっぱりあの時のことを思い出すと、切ない気持ちになってしまいます。
ときどき「彼は今でも宝くじを買っているんだろうなぁ」と考えたりします。
宝くじの話をしたり買いにいったりして、一緒の時間を過ごしましたから。
今年ももう終わりですが、毎年必ず『年末ジャンボを買う』といっていたので、彼の性格からしてきっと買っているでしょうね。
たった5万円の当たりで、友人との関係が終わってしまうほどの経験をしてしまいました。
みなさんも気をつけてください。
絶対に一緒に買うのはダメです。